お客様の声

お客様の声 ― 和食とくさ様

【卸業を営む飲食店様へ・AIコンサルティング】
手作業を半自動化、さらにリスクまで減らした、和食とくさ様へAI効率化支援の事例

「お客様からの発注単位と、自社の納品単位が違う」
「生鮮食品は日によって相場が変わる」
——飲食・食品卸の現場によくある複雑な受発注業務。

和食とくさ様では、こうしたイレギュラー対応を担当者の”脳内変換(暗黙知)”に頼っており、ヒューマンエラーのリスクや膨大な作業時間に悩まされていました。

本記事では、GMJのAIコンサルティングを活用し、現場の「リアル」をAIに学習させることで、納品書作成プロセスの半自動化と劇的な業務効率化を実現したプロジェクトの裏側に迫ります。


お客様プロフィール

 

項目 詳細
企業・施設名 和食とくさ 様
導入サービス AIコンサルティング
(納品書半自動化AIの構築・伴走支援)
導入時期 2025年10月~2026年4月(短期実装支援)
抱えていた課題 発注書と納品書のフォーマット・単位の不一致、手作業による転記・二重チェックの負担、ヒューマンエラーのリスク

課題と背景(Before)

 

和食とくさ様では、卸先である取引先顧客から送られてくるExcelの発注データを自社の納品書フォーマットに転記し、ピッキングを行っていました。
Excelを最大限活用して、関数や管理コードなどの仕組は出来ていたものの、

顧客から頂く発注書の注文名(例:刻み油揚げ1kg)と自社の規格(例:500gパック)が合致しないことが多く、担当者がその都度「これは0.5kgだから2パック」と頭の中で計算(暗黙知による変換)を行っていました 。 

この属人的な手作業により、「管理コードの入力間違い」「類似商品の混同」といったヒューマンエラーのリスクが常につきまとい、
手書きでのチェックや印刷物との目視の照合作業(二重チェック)に多大な時間と労力を奪われていました 。

また、発注書から納品書へ内容を書き写す手間も膨大であり、さらに今後取引先お客様が増えた場合は、お取引が増えれば増えるほど、煩雑になってしまう設計でした。


GMJを選んだ決め手

 

GMJは、Signalizerを活用したMEO対策Googleマップ集客口コミ管理ローカルSEOからインバウンド対策に至るまで、検索エンジン一括管理による集客支援で多数の実績があります。

さらに近年では、AI検索対策(AIO)を見据えた最先端のAIコンサルティング事業にも注力しています。
和食とくさ様がGMJを選んだ最大の理由は、単に
「システムを開発して納品して終わり」ではなく、月額制のコンサルティングという形で、プロが現場の課題に泥臭く伴走する姿勢でした 。

数百万規模の初期費用がかかる専用ツール開発ではなく、身近なChatGPTなどのAIツールを活用して月額数万円からという低コストからアジャイルに業務改善をスタートできる点も高く評価されました 。

 


取り組み内容(Action)

 

  1. 暗黙知の言語化と「変換ルール辞書」の作成: 担当者の頭の中にしかなかった単位換算や商品名の変換ルールを洗い出し、AIが理解できるスプレッドシート上の「マスターデータ(辞書)」として構造化しました 。

  2. 専用GPTsの開発と実装: 顧客からの発注データをそのまま投げるだけで、辞書データを参照し、自社の納品書フォーマットに合わせたコピー用データを出力する半自動化ツール(GPTs)を構築しました 。

  3. フェールセーフ(安全装置)の組み込み: AIにすべてを任せるのではなく、相場が変動する青鮮食品や、辞書に未登録のイレギュラーな注文に対しては「要確認」「辞書未登録」といったアラートを備考欄に出力させ、人間が最終チェックを行うフェールセーフ機能を実装しました 。

数字で見る成果(After)

 

  • 作業性が劇的に向上: 「発注担当者から、以前より作業性がかなり楽になったというフィードバックを受けている」と、現場から確かな手応えを獲得 。

  • ヒューマンエラーの大幅削減: 属人的な計算によるミスを防ぎ、チェック作業の精度向上を実現。

  • 開発コストの圧倒的削減: 通常であれば300万円規模の予算が必要な専用システム開発を、AIコンサルティングにより約30分の1(約10万円相当)のコスト感でスタートすることに成功 。

なぜ成功したのか(分析:開発秘話)

 

本プロジェクトの成功の裏には、現場の「リアル」をAIに教え込むまでの泥臭い3ヶ月間の伴走がありました。

■ AIに全てを言語化して伝える必要がある。直面した”構造化”の壁
今回のプロジェクトで最も苦戦したのは、現場特有の「暗黙の了解」をいかにAIに理解させるかでした。
例えば、お客様から「温泉卵 33パック(1パック3個入り)」という発注が来た際、過去には現場の解釈ミスで「11パック(33個)」しか納品せずクレームになってしまった事例がありました 。その他にも、人間の頭の中にあるルールを言語化してAIに搭載する必要がありました。(=構造化)

単なる「自動転記ツール」を作るのは簡単ですが、実務で使えなければ意味がありません。私たちは発注書にある「換算値(規格)」のデータに着目し、複雑な計算ロジックを何度もプロンプトに書き直してAIに学習させました。

 

■ 「私のPCでは動くのに…」謎のエラーとの戦い
開発中盤、GMJ側では動くAIが、お客様の環境では「重すぎて途中でエラーになってしまう」という壁にぶつかりました 。
通信環境やChatGPTの仕様変更などあらゆる原因を検証し、最終的に「お客様ご自身のAI環境に直接ルールを移植する」というアナログかつ確実な手法に行き着きました 。
また、「過去の履歴に上乗せせず、新規チャットを立ち上げる」などの運用マニュアルを整備し、現場で安定した稼働を実現しました 。

 

■ 単なる「自動化」ではなく「絶対にミスをしない安全装置」へ
私たちが目指したのは「作業が早くなるAI」ではなく、「現場を助けるAI」です。
「野菜などの特定コードを感知した瞬間、処理を保留にしてアラートを出す」といったフェールセーフを実装し、AIが「ここは人間がチェックしてくださいね」とパス出しをしてくれる仕組みを作りました 。


ご担当者様の声

 

溝端様

「発注担当のスタッフからも、導入前と比べて作業がかなり楽になったと聞いています 。最初はAIにどこまで任せられるか不安もありましたが、GMJさんが私たちの複雑な業務フローを深く理解し、何度も細かく調整を重ねてくれたおかげで形になりました。エラーが出た際のアラート機能なども組み込んでいただき、現場のミスを防ぐ『安全装置』として非常に頼もしい存在になっています。このように都度相談しながら、それぞれの悩みに合わせて伴走してくれるのは嬉しいですね。今後は物販やECサイトの売上向上など、別の事業の課題についてもGMJさんに相談していきたいと考えています 。」


総括

 

和食とくさ様との3ヶ月にわたるAIコンサルティングは、単に最新技術を導入するだけでなく、お客様の「受注から納品までの業務の血流」を根本から見直す取り組みでした。

AIに丸投げするのではなく、人間とAIが適切に役割分担をする仕組みを構築できたことが、真の業務効率化に繋がりました。

GMJは、MEOやローカルSEOを通じた集客支援はもちろん、こうしたAIを用いたバックオフィス業務の効率化まで、お客様の事業成長を多角的にサポートいたします。

「自社の業務は複雑だからAI化は無理かもしれない…」とお悩みの方も、ぜひ一度GMJにご相談ください。
プロのコンサルタントが、現場の課題に寄り添い、最適な解決策をご提案いたします。


クライアントご紹介

 

  • 企業名: 和食とくさ 様

  • 事業内容:実店舗だけではなく、 和食関連商品の納品事業、ECサイトを通じたオリジナル物販・青果販売など、多角的に事業を展開。品質と確実な納品体制にこだわり、取引先施設からの信頼を集めています 。

  • URL:https://www.hashimoto-tokusa.com/

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